TOP > 研修医・修練医募集 > 医師からのメッセージ 外科専攻医3年目 1

  外科専攻医3年目 1

私は現在、卒後3年目で阪大病院の病棟医をしています。H29年に大阪大学医学部を卒業した後、2年間の初期研修を市中病院で過ごしました。呼吸器外科のイメージとしては、手術自体はステープラーと呼ばれる手術器具を使用する単調なイメージでしたが、2年目に呼吸器外科を研修した際、大血管の処理や、肋骨に囲まれた空間の中での器具の出し入れや、多岐にわたる肺結節ごとにどういう戦略で手術を組み立てるかといった術前検討に魅力を感じ、またステープラーを使わない、電気メスのみでの部分切除、肺の縫合、深部結紮といった呼吸器外科独自の手術も執刀経験させていただいたことで、大阪大学呼吸器外科への入局を決意しました。

新専門医制度になってからは、現状、3~5年目のうちのどこかで帰学することになっていると思います。通常市中病院では若手呼吸器外科医は1人いるかいないかである一方、現在阪大病院の病棟医は5人です。また大学病院レベルの症例なこともあり、自身で執刀する機会で言えばやはり市中病院には及びません。しかし、呼吸器外科医になりたてで自分がどこを向いているかもわからない状況で、6〜7年目で帰学されている先輩、4年目で帰学されている先輩の知識や技術を目の当たりにし、自分が如何に無知であるか気づき、この1年間はとにかく勉強することだらけであると痛感しました。また同期がいることで、より一層切磋琢磨していけると考えています。

若手が少ないことのメリットも当然あるかと思いますが、若手が多いことのメリットも十分にあり、大阪府下にhigh volume centerを含む多くの関連病院をもつ大阪大学呼吸器外科の新専門医プログラムではその両方のいいとこ取りができると確信しています。 症例数や多様性、指導体制、関連施設、医局の雰囲気、どれをとっても高水準の大阪大学呼吸器外科に入らない理由は無いのではないでしょうか。

このページ上部へもどる