当科で働きたい方へ

 大阪大学呼吸器外科は肺癌・転移性肺腫瘍・縦隔腫瘍・重症筋無力症・胸壁腫瘍などの一般呼吸器外科治療を行いながら、肺移植などの高度先進医療も実施しています。さらに、当教室では、肺癌をはじめとして、縦隔腫瘍、移植免疫や再生医療の基礎研究を行っています。また、近畿圏にある約30の関連病院や連携大学と協力しながら、呼吸器外科診療、臨床研究、教育を行っています。関連病院全体での年間の呼吸器手術数は約3500例(治療目的3300例)で、そのうち肺癌手術は約1700例を占め、全国的にも屈指の連携施設群を形成し、関連施設全体が一体となって多くの呼吸器外科医を育成してきました。また、海外留学を希望する若手医師も多く、これまでに沢山の先輩医師が海外で活躍しています。
 日本の呼吸器外科臨床を支える人材を育成するとともに、国際レベルでの呼吸器外科の臨床と研究の発展に寄与する人材の養成に貢献することが、われわれの重要な役割だと考えています。外科医を目指す先生方のひとりでも多くが私たちの仲間となり、将来の呼吸器外科を発展させてくれることに期待しています。

呼吸器外科学 教授  新谷 康