ダイバーシティへの取り組み
当科では性別にかかわらず働きやすい職場環境を作り上げることが必要であるという方針のもとに医局運営を行っています。
実際のとりくみ
当科医局員対象に定期的にアンケート調査を行い医局員の意識調査を行っています。その結果、男女を問わず育児への参加(育児休暇や看護休暇の取得)を希望しながらキャリア継続を望む医師が多いことがわかりました。実際に今まで育児休暇を取得した女性医師は1名、男性医師が3名おります。期間は様々ですが、共働き世帯の増加や働き方改革もあり今後ますます必要性が増すと考えています。育児休暇や産休からの復帰の際は、医局と関連病院と連携をとりながら対応しています。
また、大学病院においてはチーム主治医制をとっており、家族の急病や自身の受診などで急に病院を離れる必要がある時は最優先してもらっています。医師の数が少ない関連施設においては診療体制に支障がでないよう、手術などには大学から応援医師を派遣するなどの対応が出来るようにしています。
女性でも働けます
呼吸器外科学会の会員の中で女性医師の割合は右肩上がりで増加しています。外科医の減少が問題視される中、女性外科医の活躍が不可欠であると考えています。
当科も関連施設を含め13人の女性医師が在籍しており、全国一の女性医師の人数です。ロールモデルに欠くことはありません。ほぼ毎年女性医師の新規入局者を迎えており全員第一線で活躍しています。男性医師とは遜色なく診療、手術、学会発表等の学術活動を行っており、キャリア継続できる様に関連施設を含めた医局全体としてサポートする体制を整えています。
女性医師のみの手術風景